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空知英秋『銀魂』バラガキ編

2011年10月07日

空知英秋の『銀魂』のバラガキ編(見廻組編)では電子メール依存症が風刺された。史実の新選組と見廻組の対立を連想させる見廻組編は、シリアスなストーリーの中でもギャグが冴える。登場人物のセリフに「メールに返信しないメル友など不要」というものがある。一見すると、まともな台詞に思えるが、興味深い点は悪役の台詞であることである。メールに返信しない側が善玉で、一方的なメールに返信があって当然と考える方が悪玉になっている。
『銀魂』では第40巻収録のギャグ短編で、メールに即座に返事することで絆を確認するコミュニケーションよりも、リアルな絆を重視する話を描いたが、シリアス長編にも登場した形である。銀魂では第54訓「人の名前とか間違えるの失礼だ」で、追伸の使用をカッコいいと勘違いする無学者を風刺するギャグを描いたこともあり、コミュニケーションについて考えさせられる。
バラガキ編では悪人も最後は善人的な面を見せるという日本的なナイーブな展開で終わると見せかけたものの、サプライズが用意されていた。 悪役は最後まで悪役になっている。最終決戦への期待と物語の終幕が近づくことへの寂しさが混じる結末であった。(林田力)
http://www.hayariki.net/gintama.html
【林田力のドラマ見聞録】大河ドラマに続き、『塚原卜伝』もファンタジー時代劇
http://npn.co.jp/article/detail/17691101/
『自殺島』極限状況のサバイバルと内面描写
http://npn.co.jp/article/detail/49736541/
林田力の旅
http://hayariki.misujitate.com/

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