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機動戦士ガンダムSeed(TBS 2003.3.22)林田力

2011年09月22日

政治的複雑さが物語にリアリティを増している。地球軍といっても大西洋やユーラシアというように一枚岩ではない。従来の作品では、地球政府は官僚主義や腐敗のような負のイメージで描かれることが多かったが、組織的複雑さまでは描かれなかった。しかしそれでは主人公達が宇宙からの侵略者に何のために戦うのか葛藤を抱えることになる。

占領軍に抵抗するレジスタンスや中立国も登場する。しかも中立国「オーブ」は一年戦争における「サイド6」のような脇役的位置付けではなく、重要な役回りを果たしそうである。アークエンジェルの製造元であり、味方であるはずだが、真意がどこにあるか分からない謎の組織というのは、「エヴァンゲリオン」を想起させる。社会現象にまでなった作品であり、制作者が影響を受けていても不思議ではない。マスメディア向けの公式発表の草稿を用意するシーンもあり、政治の現実を感じさせる。思いつきで暴言を吐くような政治家では務まらないだろう。

ザフトの最高意思決定機関がプラント評議会という合議体であるのも興味深い。既存作品では敵軍は独裁政権であるのが普通だった。勿論、敵軍も独裁者のリーダーシップに盲従するような単純な輩ばかりではなく、反発する勢力が登場する。ファーストでは親が子、兄が妹に殺された。「ZZ」ではグレミー派が反旗を翻し、F91では鉄仮面一派の暴走に対し、内部で自浄作用が働いた。独裁者を実行力あるリーダーと盲目的に評価する独裁者待望論があるが、そのような幼稚な政治認識にはリアリティのかけらもない。
http://www.hayariki.net/poor.html
『江~姫たちの戦国~』第27回、悲しみに打ちひしがれる上野樹里
http://npn.co.jp/article/detail/77996042/
『江~姫たちの戦国~』第28回、北村有起哉が多面的な豊臣秀次に
http://npn.co.jp/article/detail/15100671/
 

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