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ヤッターマン、悪役の意外な副業

2011年08月13日

テレビアニメ「ヤッターマン」(日本テレビ)は2009年2月23日に第32話「実録!?ドロンボー密着24時だコロン!」を放送した。「ヤッターマン」は1970年代に放送された「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のリメイク作品である。正義の味方・ヤッターマンが泥棒のドロンボー一味と戦うヒーロー物である。

ヤッターマンの特徴は悪の組織に相当するドロンボー一味の資金集めにある。悪の組織はヒーローが倒すべき相手であるため、強大な勢力であると設定されることが多い。一方で悪の組織が強大であることを当然の前提として、どのようにして強大な勢力に成長したかについては描かれないことが多い。

これに対し、「ヤッターマン」ではドロンボー一味の資金源が悪徳商法であると明確に描かれている。これは悪の組織としてリアリティのある設定である。東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実を説明されずに問題物件をだまし売りされた経験のある記者にとって、悪徳商法を行う人間が倒すべき悪の組織という設定は大いに共感できる。

ドロンボー一味は悪徳商法で荒稼ぎした資金を元手に巨大メカを開発するが、最後はヤッターマンのビックリドッキリメカに敗北し、「おしおきタイム」になる。この黄金パターンを飽きもせずに繰り返すことが「ヤッターマン」の魅力であった。

一方、リメイク版ではマンネリ打破の試みが散見される。今回の放送も新境地開拓の意気込みが強く感じられた内容であった。今回の話においてヤッターマンやドロンボー一味は『ヒーロー密着24時』の密着取材を受けることになる。プライベートまでも含めた密着取材とすることで、いつものヒーローや悪役とは異なる側面を垣間見せてくれた。

アイちゃんのかわいらしい部屋には和まされた。ガンちゃんとのツーショット写真を必死に見られまいとするアイちゃんもいじらしかった。また、ドロンボー一味のボヤッキーとトンズラーが一生懸命に副業している姿には感動的でさえある。副業の方が天職ではないかと感じてしまったほどである。

但し、芸能プロダクションのマネージャーとして売れない歌手の売込みをするトンズラーの副業は前時代的で現代の子どもには理解し難い。むしろ大人をターゲットとした内容である。このような要素を入れることで親子ともども楽しめる番組となっている。過去の設定を活かしつつ、新しい試みにも挑戦する新生「ヤッターマン」に今後も期待したい。
http://www.hayariki.net/cul/anime.htm

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