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『FAIRY TAIL(32)』卑怯な敵を実力で圧倒

2012年08月27日

真島ヒロ『FAIRY TAIL』は魔法が使える架空の世界を舞台とした冒険譚である。魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入したルーシィ・ハートフィリアと、ナツ・ドラグニルらギルドの仲間達の活躍を描く。魔導士達に仕事の仲介等をする組合「魔導士ギルド」が各地に存在する世界で、新人魔導士の少女・ルーシィは、フェアリーテイルに憧れ、一人前の魔導士を目指す。

ギルドは人々の困った問題を解決する何でも屋のようなもので、ルーシィ達は受けた依頼を解決するために奮闘する。但し、第三者が持ち込んだ依頼であっても、依頼内容が主人公達の過去のエピソードに何らかの形で関わってくることが多い。破天荒なフェアリーテイルの魔導士達も、実は重たい過去を抱えていたことが明らかになる。依頼を解決していくことが、彼ら自身が過去と向きあうことにもなる。これによって物語に厚みを持たせている。

第32巻は大陸(フィオーレ)一のギルドを決める大会の本戦である。大会本選は5日間。競技パートとバトルパートの2種目が毎日行われる。7年間の空白で弱小ギルドに零落した「妖精の尻尾」の復活を印象付けたいところであるが、緒戦の結果はイマイチであった。安易に主人公サイドに勝利を与えず、今後に期待を持たせる展開である。

バトルの大会となると数多くのキャラクターが登場し、一人一人のキャラクターの印象が薄くなりがちである。それは漫画の人気を低迷させる危険がある。これに対して、フェアリーテイルではキャラの個性が豊かである。

この巻ではルーシィがバトルに出場する。ナツやエルザの活躍で戦闘要員としては印象の薄いルーシィであるが、ここでは一対一のバトルで実力を見せ付ける。対戦相手は卑怯・卑劣な手を使うが、ルーシィは実力で圧倒する。王道的なバトルが展開された。

この対戦相手は病的な目つきをした赤髪の女性である。漫画家の描くキャラクターは顔がパターン化してしまいがちである。このキャラもエルザと同じ顔になりそうなところであるが、病的な目つきによって描き分けることに成功した。(林田力)
http://hayariki.net/5/34.htm
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