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『進撃の巨人』第6巻、組織への不信と信頼

2011年12月13日

諌山創が『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気マンガ『進撃の巨人』の第6巻が、12月9日に発売された。前巻までのギャグパートは影を潜め、襲いかかる巨人との緊迫した攻防が展開される。前半と後半で組織への不信と信頼が好対照に描かれた。
前半はアルミンやジャンらと女性型の巨人との対決である。アルミンは女性型巨人が知性を持つことに気付く。さらに索敵能力がズタズタにされ、撤退が定石である状況にもかかわらず、進軍を続ける兵団司令部への疑念も生じ始めた。
後半はエレンが中心になる。エレンの属する一隊は巨人に追われ、後続の兵士を援護することもなく、ひたすら逃走を続けよとの命令が下される。エレンは命令に従うべきか、巨人と戦うべきか選択を迫られる。エレンに求められたものは組織を信頼することであった。
これまで巨人は本能的に人間を襲う存在と捉えられてきたが、黒幕的な人間が背後で操っているのではないかという疑惑も生じた。サスペンスとしては面白くなったが、特定の人間による陰謀であるならば、敵は悪であっても、人間の論理が通じる相手になる。論理が通じないエイリアンとの生存を賭けたサバイバル物としての緊迫感は弱まった。どの方向に作品が進むのか注目である。(林田力)
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